トライ3種目完了/光の村養護学校
宮古島卒業旅行で挑戦
光の村養護学校の「第26回宮古島トライアスロン卒業旅行」の最終種目のラン競技と完了式が22日、市陸上競技場で行われた。参加した同校土佐自然学園と秩父自然学園の生徒合わせて14人が3日間でスイム、バイク、ランのトライアスロン3種目に挑戦。全員完走し、自信を胸に完了式に臨んだ。
この日は最終種目のランに挑戦。市陸上競技場を発着点に、午前6時30分にスタートした。13人がA、B、C、Dの4グループに分かれゴールを目指した。ABCグループの11人は、トライアスロン本大会と同じコースでフルマラソン(42・195㌔)を完走。Dグループの2人は30㌔のコースを走破した。
ゴールでは同校秩父自然学園の小峯淳校長が、ゴールした生徒一人一人にメダルをかけ、頑張りをたたえた。
上野敬史君は「長くて大変だったけれど、頑張った。スイム、バイクはきつかったけれど、ランはそれほどでもなかった。完走できてうれしい」と述べた。上野君の両親、善則さんと恵さんは「やってくれたなと、とてもうれしい。全く泳げなかった子供が泳げるようにもなった。何をやっても根気がなかったが、良い友達に恵まれ、成長した」と敬史君の頑張りをたたえた。
小峰校長は完了式で「卒業して社会に出ても、思うとおりにはいかないこともある。自分が決めた目標に向かって一生懸命頑張ることが大切」と述べ「このトライアスロンができたのは、保護者やいろいろな人たちの協力や支援おかげ。そのことを覚えていてほしい」と話した。
バイクとランの競技には宮古島トライアスロンクラブのメンバー5人が伴走するなど、ボランティアとして卒業旅行を支援した。