川満、上里さんを知事表彰
長年にわたり薬事衛生に尽力
【那覇支社】2015年度の県薬事功労者知事表彰に宮古地区薬剤師会の川満正啓会長(54)や県衛生環境研究所の上里林所長(57)=宮古島市出身=ら3人が選ばれ、23日に県庁で表彰式が行われた。
仲本朝久保健医療部長から、川満会長代理で出席した県薬剤師会の川満直紀理事と上里所長に表彰状が手渡された。
仲本部長は「これまでの貢献に対する表彰であり、今後もますます県の薬事衛生への協力に期待したい」と激励した。
上里所長は「約30年近く薬事行政に携わってきて、こういう素晴らしい賞をいただけて、喜びに堪えない気持ち」と話した。
川満会長は、1987年に宮古地区で地域薬局の管理薬剤師として、地域住民へ医薬品の供給や健康情報の提供に努める。同会の理事・会長として会運営の舵取りを担い、県立宮古病院との「医薬分業連絡協議会」の進行役も務め、地区分業問題の解決や推進に貢献した。
上里所長は、83年県職員採用以来、麻薬・覚醒剤監視業務や危険ドラック取扱店舗の撲滅を達成するなど薬物事故・乱用防止に取り組む。薬事監視業務に精励し医薬品の品質確保に尽力するとともに、不正表示薬品の取り締まりや薬局施設の管理指導などを実施し、薬事衛生の向上に貢献した。