新崎さん陸上100㍍金/全国障害者スポ大会
メダル胸に笑顔で帰島
第15回全国障害者スポーツ大会(紀の国わかやま大会)の陸上の肢体不自由者1部100㍍で金メダルに輝いた新崎祥太さん(29)が27日、満面の笑みで帰島した。宮古空港の到着ロビーには宮古身体障害者連合会の池間太郎会長と関係者らが横断幕を掲げて集まり、新崎さんを大きな拍手で出迎え日本一の栄誉をたたえた。
同大会は24日に開幕。新崎さんが旗手を務め、沖縄県は47都道府県の1番目に堂々と入場した。
新崎さんは25日に行われた短距離100㍍に参加。義足で快走し、トップゴールで見事金メダルに輝いた。新崎はさんは走り幅跳びでは銀メダルを獲得した。
報告会で、新崎さんは、金メダルと銀メダルの二つを胸に光らせ、感謝の表情を見せた。
池間会長は「新崎祥太選手、おめでとうございます。4月から宮古大会、沖縄大会、全国大会へと出場した。短期間で良く頑張った。全国大会では課題を見つけたと思うが、今後は課題を解決し、さらなる飛躍で頑張ってもらいたい」と激励した。
新崎さんは「全国大会では寒かったが風邪を引くこともなく、無事頑張れた。課題は見つけたので、これから解決する」と気持ちを引き締めた。
西原地区では、これから地域挙げて新崎さんの日本一をたたえ、喜びを分かち合う祝賀会を開くことにしている。