推進実施計画案を承認
エコアイランド宮古島検討委
エコアイランド宮古島推進計画検討委員会(砂川恵助委員長)の第1回検討委員会が28日、市役所平良庁舎で開かれた。これまでに環境保全、資源循環、産業振興の検討3部会などで審議を進めてきた全事業からなる2015年度エコアイランド宮古島推進実施計画案について協議を行い、承認した。11月16日開催予定のエコアイランド推進本部の承認を得て最終決定となる。
市は今年3月にエコアイランド宮古島推進基本計画を策定。その中で取りまとめた課題を解決するための具体的事業計画として推進実施計画案を、検討3部会や関係課長らによる庁内検討会議で9月下旬までに取りまとめ、10月6日から20日まで市民意見を公募していた。それらを経て今回、最終案が検討委員会に図られた。
推進実施計画案は検討部会同様、環境保全、資源循環、産業振興の3項目に分かれていて、環境保全では地下水保全や廃棄物の適正処理、環境保全教育など、資源循環ではバイオマスやエネルギーの効率化、未利用エネルギーなど、産業振興では新たなビジネスの創出やエコアイランド宮古島のブランド化などに関わる事業の概要や予算額、成果目標などが表形式でまとめられている。
主要な事業としては農漁業集落排水施設管理や森林環境保全直接支援事業、与那覇湾環境総合整備事業、バイオエタノール高効率製造事業、すまエコプロジェクトなどがある。
検討委員会では事務局が事業概要などを説明した。委員からは成果目標が示されていない事業があることを指摘し改善を求める意見や、成果を分かりやすくするため実績は達成率など数値化して示すべきとする要望、エコな取り組みに対する市民への啓蒙を強化すべきとする指摘などが挙がった。事務局は今回の計画に盛り込まれていない部分は次年度以降、追加していく考えを示した。