具体的事業展開へ/推進本部
エコ推進実施計画を承認
エコアイランド宮古島推進本部が16日、市役所平良庁舎で開かれ、地下水保全や廃棄物の適正処理、海の保全など、具体的に取り組む実施計画案を承認した。来年度から同計画に基づいたさまざまな事業を展開し、環境に優しい島を内外にアピールする。
同計画は、2014年7月1日に「エコアイランド宮古島の推進に関する条例」が施行されたことを受けて策定。同条例の趣旨は「エコアイランド宮古島の具現化とその付加価値を高めていくため市、市民、島内における事業者、観光客等の本市に関わる全ての人や団体が横断的な連携を図りながら取り組みを進めていく」とうたわれている。
承認された実施計画では「環境保全」「資源循環」「産業振興」の3項目に分かれ、それぞれの事業名や事業概要、成果目標などを明記した。
このうち、環境保全の項目の「教育」では、エコアイランドの教育の仕組みを構築するため、教員への周知ほか、各学校への出前講座などによる啓発活動の在り方について検討を進める。
観光や農水産業、商工業との連携も展開し、エコアイランド宮古島のブランド化を図る。
実施計画はその効果などを市民目線でチェックしてもらい次年度に生かす方針。