教育・文化 社会・全般
2015年11月25日(水)9:01
スマフツで「ももたろう」/青少年の家
方言の魅力伝える
県立宮古青少年の家の自主事業「みゃ~く塾」が23日午前、同所であり、8家族14人が宮古方言で昔話の朗読に挑戦した。講師を務めたのはバスガイドの与那覇冴子さん。「島の大切な言葉をいつまでも大切にしよう」と語り掛けた。
地域の文化に興味・関心を持たせることが狙い。昔話「ももたろう」の台本を使用して方言の奥深さを伝えようと企画した。
冒頭、同所の安慶田昌宏所長は「方言
札」の歴史に触れながら宮古島の方言が今日まで受け継がれてきたことを紹介。「冴子さんの話を聞きながら、お父さんやお母さんと一緒に方言を学んでほしい」と話した。
この後みんなで朗読を始めた。「ももたろう」の物語を宮古方言で発声。与那覇さんは細かいニュアンスまで巧みに表現し、方言の魅力を余すことなく伝えていた。参加親子は口ごもりながらも一つ一つ宮古方言の習得に努めていた。