初のJAまつり、大盛況
出店ブースに市民どっと/特売場には黒山の人だかり
JAおきなわ宮古地区本部の第1回JAまつりが28日、同本部の広場やあたらす市場で開かれ、終日多くの人出でにぎわった。野菜や苗の特売ほか、格安の農産物加工品、牛汁そばコーナーは大人気。ステージアトラクションもたくさんの観客で盛況を博した。
祭りは、広く市民に感謝の気持ちを表しながらJAの活動を紹介し、農業に対する理解を深めて農業振興に資することが狙い。
祭りが開会すると、多くの市民がどっと各出店ブースに流れ込み、目当ての商品を買い求めた。
あたらす市場内で特売された1パック98円の卵はあっという間に完売。午後から設置された野菜1袋詰め放題コーナーにも黒山の人だかりができ、ジャガイモやニンジン、タマネギが飛ぶように売れた。
JA女性部が作ったさたぱんびんやかき揚げも大人気で、午前中のうちには品切れ状態になった。
葉ダイコンやチンゲンサイ、小松菜などの葉野菜も勢いよく売れ、格安の牛汁そばコーナーもたくさんの人出でにぎわった。
農機やガス器具の展示即売コーナー、サトウキビの品種紹介、シートーヤーにも多くの人が訪れた。
ステージアトラクションも大盛況。保育園児は踊りを披露、高校生は創作ダンスを発表して大きな拍手を浴びた。フラダンスや三線演奏などもあり、那覇往復航空券などが当たる抽選会も大盛況だった。
祭りの開催についてJA宮古地区本部の新城武一郎本部長は「JAは、これからも地域から信頼され、親しまれ、食と農を基軸として地域に根差した協同組合としての役割を発揮し、持続可能な農業と、豊かで暮らしやすい地域社会の実現を目指して全力を尽くしていきたい」と述べた。