「おきなわ食材」に認定/地産地消に弾み
「うさぎや」「すくばり」の2店
県はこのほど、県産食材を積極的に活用する2015年度「おきなわ食材の店」で県内の35店舗、そのうち宮古では2店舗を新たに認定した。宮古農林水産振興センター(安里和政所長)は2日午前、宮古合同庁舎で登録交付式を行い、安里所長が「うさぎや宮古島店」(青木鴻太店長)=平良字下里=と「すくばりテラス」(砂川ヨシ子代表)=平良字東仲宗根添=の2店舗に登録証、盾(リュウキュウマツ材)、のぼり、ステッカーを手渡した。
県は2008年度に地産地消を推進しようと「おきなわ食材の店」を認定。要件は、県産の食材を半数以上使ったメニューを地産地消メニューとした時、年間を通して提供しているメニューの半数以上が地産地消メニューであること。
今年度の認定を含めた県全体登録店舗は222店舗、そのうち宮古は39店舗と増えた。
交付式で、安里所長は「県は登録店舗のより一層のPR強化を図るため、今年度はテレビを使った広報などを行い、『おきなわ食材の店』の認知度向上と県食材の利用拡大が図られるように支援していく」と述べた。
青木さんは「これからも県産食材を活用し、県内外に宮古牛を使った鉄板焼き料理、伊良部で水揚げされるカツオで作った料理を発信していきたい」と意気込む。
「すくばりテラス」は「すくばり農園」(砂川政文代表)内にある店。同テラスの砂川ヨシ子代表は「これからもおいしいマンゴージュースを提供したい」と明るい表情で語った。