県立看護大学に合格/國仲さん、市の推薦で2年ぶり
宮古島市(下地敏彦市長)が地域推薦入学で県立看護大学に推薦していた宮古高校理数科の國仲舞さん(3年)が4日、市役所平良庁舎に長濱政治副市長を訪ね、合格を報告した。
報告を受けた長濱副市長は「最近は市の推薦でもなかなか合格できていなかったのでうれしい。医療の現場で働くことはとても大変だが難しいことにチャレンジし、多くの本を読んで頑張ってほしい。そして将来は宮古島に戻って活躍してほしい」と呼び掛けた。
市の推薦では2年ぶりの合格となった國仲さんは「大学では一生懸命に頑張って、将来は故郷に戻って医療、福祉の分野で頑張りたい」と決意を述べた。
市の推薦文では、國仲さんに対して看護師不足など宮古島の現状や地域社会に貢献したいとの意気込みがあるほか、部活では駅伝部に所属し、高い水準の忍耐力、協調性、責任感、体力もあり、将来地元でしっかりと医療発展に対する意欲があることが記されている。
看護大を目指した理由について、國仲さんは「母に持病があり、元々医療関係の仕事を目指していた。その中で一番のきっかけはテレビで看護師の仕事を見て決断した。将来は人のためになる仕事で頑張ることができればうれしい」と笑顔で話した。