舞台発表や展示にぎわう/多良間村
活動成果一堂に/第1回コミュニティーまつり
【多良間】第1回多良間村コミュニティーまつり(主催・同村教育委員会)が5日、同村コミュニティー施設で開催された。会場には子供からお年寄りたちが書いた書道や絵画、工夫を凝らした工作や生け花などの作品展示や舞台発表、バザーなど多彩な催しが行われた。村民多数が訪れ、生涯学習の推進拠点での活動成果に見入った。
開会式であいさつした池城三千雄教育長は「新しい公民館が完成し、名称をコミュニティー施設と改めた。日ごろから多彩なプログラムを組んで利用者も増えている。これからも多くの人の利用を期待したい」と呼び掛けた。
舞台発表は、琉球舞踊穂花会亀浜美智子練舞場による「かぎやで風」で厳かに幕を開けると、「がんじゅう(健康)学級」は演舞「ずみっ」で会場を沸かせた。
「方言講座」を受講した児童たちは、たどたどしいイントネーションで多良間方言を披露し会場を笑いで包んだ。
宮古地区の童話発表大会に出場した清村一生君(多良間小2年)、清村仁愛さん(同1年)のきょうだいは「大工とおのろく」を身ぶり手ぶりを入れて発表し、大きな拍手を受けていた。
中学生はホームステイ報告会のほか、久志勝一君が「八月踊りを通して」と題し意見発表をした。
バザーも盛況で、特に婦人会の豆腐を使った汁物「かすがらすじゃー」は人気を博し、販売間もなく完売した。
まつり開会前には「グリーン・グレイシャス」と称した清掃活動を実施。多くの村民らが参加してごみ拾いを行った。
コミュニティーまつりは「明るい村づくり・人づくりを目指すコミュニティー施設の役割について、地域住民の理解と関心を深め、今後一層の活性化を図ることを目的に開催。昨年までは「公民館まつり」だったがコミュニティー施設の完成で、今年から名称を変更した。