飲酒運転は絶対ダメ!/根絶条例制定1周年
ステージショーで訴え
昨年10月に制定された「沖縄県飲酒運転根絶条例」の1周年を記念した「ステージショー」(主催・宮古島警察署、宮古島地区交通安全協会)が24日、JAおきなわ宮古地区本部で開催された。園児、児童、生徒、老人クラブ、交通安全母の会などが演舞や創作ダンス、歌などを披露し、飲酒運転の根絶に向けさらなる意識の高揚を呼び掛けた。
主催者あいさつで島袋令署長は「この条例が制定されたことがまだあまり市民に浸透していない。飲酒運転をもっと身近な問題としてとらえ地域から根絶するという意識を持ってほしい」と述べた。
また、市交通安全推進協議会会長の下地敏彦市長に代わり、長濱政治副市長が「飲酒運転の根絶は家庭、地域社会から取り組まないといけない。飲酒運転は『しない』『させない』との心構えを常に持って根絶していこう」と呼び掛けた。
あいさつに続きパニパニJrが「宮古まもる君のうた」を披露すると会場は一気に盛り上がった。
そのほか、各保育園、保育所の演舞や高校生、中学生による創作ダンスなどが行われ、訪れた人たちは楽しい時間を過ごしながら、飲酒運転根絶に向け決意をあらたにした。
このショーは、各年齢層が一堂に会し、それぞれが交通安全・飲酒運転根絶を題材に各演目を演じ観覧することで、自然に楽しく交通安全・飲酒運転根絶意識の高揚を図ることを目的に開催した。
県警によると、2008年までの全人身交通事故のうち、飲酒絡みの事故発生件数、死亡者数比は年連続して全国ワーストを記録。県全体の問題となっている飲酒運転の根絶を目的に昨年、大分県、宮城県、山形県に次いで全国で4番目に同条例を制定した。