人命救助の2人に感謝状/市消防本部
「模範的な行動」
宮古島市消防本部(来間克消防長)は18日、民家火災に遭遇し人命救助した、勝連裕美子さんと加持岳志さんに感謝状を贈呈した。来間消防長は「市民の模範的な行動」と2人の勇気をたたえた。
火災11月28日午後7時20分ごろ、平良下里で発生。白煙と炎を発見した美容室従業員、勝連さんは、近くを通りかかった介護士の加持さんと協力して、バケツで水をかけるなどの初期消火活動を行った。
また、住宅内にいたお年寄りを屋外に避難させ、けがなく救助した後、119番通報した。
火は、消防車が来るまでの間に消し止められ、炊飯器を焼いただけのぼやで済んだ。
感謝状の贈呈は同本部で行われ、消防署員が見守る中、来間消防長が記念品とともに手渡した。
勝連さんは「火は天井まで燃え広がっており、動ける状況ではなく、加持さんに協力を求めた。早めに発見したことで消し止めることができた」、加持さんは「日ごろからお年寄りたちの避難訓練をしていたので、慌てることなく対応できた。おばあさんも普段通りの生活をしていると聞いて安心した」とそれぞれ話した。