平均糖度は14・17度/宮糖伊良部
操業1週間 高糖度取引続く
宮古製糖伊良部工場の2015-16年期サトウキビ製糖操業は20日、操業1週間を迎えた。これまでに計2696㌧の原料(サトウキビ)を搬入し、平均の糖度は14・17度と高糖度取引が続いている。1㌧当たりの農家平均手取額は2万1898円(推定)。
同工場の20日現在の概況によると、糖度区分別構成比は基準糖度帯(13・1~14・3度)以上の原料が全体の4割を超えている。糖度帯内は47%、基準糖度帯以下はわずか12%と高い品質を裏付けている。
悪天候の影響で機械刈りが思うように進まず、計画通りの原料が入らないという課題はあるが、品質面は順調に推移している。
今期のサトウキビは気象条件に恵まれず、特に夏場に接近した複数の台風で被害を受けた。ただ、迅速なかん水作業等で被害を最小限にとどめている。
宮糖伊良部管内では、今期5万8150㌧の生産量が見込まれている。前期より3500㌧ほど少ないものの平年並みを維持して今期操業を迎えている。
宮古製糖は来月5日に多良間工場、同6日に城辺工場の操業を開始する。