照明灯点灯式を実施/伊良部大橋
夜間利用者の安全確保
夜間の利用者の安全確保のために設置された伊良部大橋道路照明点灯式が21日、伊良部大橋平良側橋詰め広場で行われ、道路照明灯と投光器が点灯し、橋を明るく照らした。平良側は宮古土木事務所の小橋川透所長、伊良部側は同事務所の平良雅彦主幹がスイッチを入れた。
点灯式で小橋川所長が「早いもので開通から1年が経とうとしている。照明設備の設置が少し遅れ、市民から照明灯が必要との声が寄せられていた。夜間通行の安全性の向上のみならず、橋を照らす姿は新たな観光スポットとなるのではないかと期待している」とあいさつした。
伊良部大橋の照明灯設置工事の工事費は約8800万円。工事名は伊良部大橋橋梁整備第11期工事で、工期は二つに分かれ、平良側から主航路部手前までが道路照明設置工事その1で来年1月9日まで。その2は、伊良部島側から主航路部を含む部分で、来年1月22日まで。
照明の光源は地球環境への配慮とラニングコスト軽減のため全てLEDを採用した。橋梁一般部の道路照明灯は、伊良部島に向かって右側に280㍍ごとに、12本設置されている。主航路部と海中道路部には投光器が橋の両側に設置された。
主航路部の投光器は70㍍おきに6個、海中道路部も設置間隔は70㍍で、数は9個設置されている。投光器は橋の両側に設置されている。
主航路部はシンプルな形状が引き立つことと構造上、投光照明となった。また、海中道路部分は、ウミガメの生態保全に配慮し、高さ8㍍の照明灯ではなく、海への光漏れが少ない投光照明にした。