11/23
2024
Sat
旧暦:10月23日 友引 辛 
産業・経済
2015年12月25日(金)9:04

「市景観計画に適合」/市審議会が答申

上野の11階建てホテル計画


下地市長に答申する真壁会長(左から2人目)。写真左は下地建設部長=24日、市役所平良庁舎市長室

下地市長に答申する真壁会長(左から2人目)。写真左は下地建設部長=24日、市役所平良庁舎市長室

 宮古島市景観審議会(真壁恵修会長)は24日、上野地区の南岸地域でリゾート開発を進めているユニマットプレシャス(本社・東京、髙橋洋二代表)の市景観計画区域内行為届出書(11階建てホテル建設計画)について、下地敏彦市長に「景観に係わる適切な対策が確認されたため、市景観計画に適合すると認める」と答申した。同審議会は、同地区の海岸地域景観ゾーンでは、今後も開発に伴うホテル計画などが想定されることから「景観形成基準の高さ(7㍍)の見直しを検討してほしい」との提案も行った。下地市長は、旧上野村時代から開発が進められていることを挙げ「歴史的な流れがある。十分、検討していきたい」と前向きに取り組む考えを示した。



 同届け出については、今月3日に開催された第2回市景観審議会で修正案が了承されていた。計画されているホテルは階建てで高さは42・3㍍。


 景観計画では建築物の高さを市街地で15㍍、農地集落は12㍍、海岸では7㍍までと設定しているが、緑化や景観への配慮を行うことで基準が緩和される。

 景観計画が定めた高さの基準を超える建築物が、建築基準法に基づき認可された場合、その建築物の建設を制限させる権限を同審議会は持っていない。


 このことから、審議会では対象となる建物については届出をしてもらい、高さなどが基準を超えている場合には、環境や眺望などにどのような配慮が可能か協議を行いながら、宮古の景観を守っていくことにしている。


 真壁会長は、建築物の高さ見直しの検討を提案したことについて「環境条例が海岸線から100㍍以内は7㍍の制限が入っている。委員はその7㍍の高さをどう判断するか意見交換してきた」と説明し、「眺望を含めて景観に配慮されているということで、今回は認められた」と報告した。


 その上で「今後もホテルなどの計画があると聞いている。これを機会に7㍍の制限を緩和できないかどうか提案する」と述べた。


 同席した下地康教建設部長も「南岸地域のエリアにおける規制を見直してもらいたいということ」と話し、今回の提案は宮古全体ではなく、同地域エリアを限定したものであることを強調した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!