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社会・全般
2015年12月26日(土)9:06

安心社会の実現誓う

福祉発展の功労者を表彰/市社協10周年記念大会


饒平名会長(右)が社会福祉の発展に貢献した50人を表彰した=25日、市中央公民館

饒平名会長(右)が社会福祉の発展に貢献した50人を表彰した=25日、市中央公民館

 宮古島市社会福祉協議会の10周年記念社会福祉大会が25日、市中央公民館で開かれた。市民一人一人が共に支え合い、安心して暮らせる福祉社会の実現を誓う大会宣言文を全会一致で採択した。また、社協前会長の垣花義一さんら計50人を表彰し、社会福祉の発展に関する功労をたたえた。

 合併10周年を迎えた市社協は、地域福祉を推進する民間団体として中核的な役割を担っている。小地域福祉活動の推進ほか、総合相談事業、介護保険事業を展開するなど住民福祉のニーズに応えるべく幅広い事業を展開している。

 式辞で市社協の饒平名建次会長は「誰もが住み慣れた地域で、その人らしく安心して生活していくためには行政はもちろん、地域住民やボランティア、社会福祉関係者が一体となり、共に支え合う社会を構築する必要がある」と強調。「これからも地域住民のニーズに沿った計画のもと、活動体制づくりを進める」と決意を述べた。

 下地敏彦市長は「高齢化が進んで福祉に対するニーズが多様化している」と現状を指摘。「こうした中で協議会は、老人福祉センターや悩み事相談所、包括支援センター、共同募金等の事業を実施して市民に密着している」と感謝し、「市としても市社会福祉協議会との連携を深め、より良い福祉の街づくりに取り組んでいきたい」と述べた。

 この後、特別功労者ら50人を表彰した。饒平名会長が受賞者一人一人に表彰状や感謝状を手渡し、それぞれの功労をたたえた。

 県社会福祉協議会の湧川昌秀会長、宮古島市議会の棚原芳樹議長、宮古福祉保健所の山川宗貞所長は来賓祝辞で社会福祉協議会の10周年を祝い、さらなる発展に向けて期待を込めた。

 引き続き大会宣言文を全会一致で採択。少子高齢化の進行や景気の低迷を背景に▽社会的孤立▽無縁社会▽認知症-という言葉がクローズアップされていると指摘し、「その支援が緊急の課題だ」とした。

 その上で、誰もが尊厳を持って生活できる支え合いのネットワークの充実強化と地域の福祉力向上に対する決意を表明。「総力を結集して市民一人一人が共に支え合い、安心して暮らせる福祉社会の実現を目指して全力を傾けることをここに宣言する」とまとめた。

 この後は、下地政吉さんによる記念講演や宮京子さんの歌謡ショー、砂川次郎民謡研究所の民謡ショーで祝宴ムードに包まれた。

 大会で表彰された個人や企業は次の通り。

 【特別功労賞】垣花義一、川満省三、宮里敬一、平良玄一郎、砂川玄悠
 【会長表彰】川満恵子、砂川重信、砂川和子、宮国恵子、砂川美枝子、高里良美、平良裕子、山城典子、福里末子、伊良部正喜、根間多賀生、伊良部寛、平良美智子、久高則子、佐和田立子、山口淳子、川上百合子、仲村幸子、佐和田貴美子、松永寧、與那覇正規、池間太郎、仲村洋子、下地美智子、平良栄得、手登根正吉、洲鎌伸决、中村尚司、下地政吉、前里財徳、池村豊助、仲里康男、与那覇重夫
 【会長感謝状】上地伸栄、新垣盛雄、砂川次郎民謡研究所、共和産業、八汐港運、住宅情報センター、宮古給油所、あさひ、先嶋建設、宮古港運、宮の華、羽地芳子


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