「公僕として頑張ろう」/下地市長
仕事始め式で職員に訓示
官公庁は4日、2016年の業務を開始する「仕事始め」を行った。宮古島市役所平良庁舎では、下地敏彦市長が職員への訓示で、「今年は市長としての任期最後の年。掲げた公約すべてを実現する1年にしたいので皆さんにも協力をお願いしたい。市民の公僕として一緒に頑張ろう」とあいさつし、職員一丸となった取り組みを呼び掛けた。また、引き続き行われた定例庁議でも幹部職員に対して、今年1年の取り組みに対する理解と協力を求めた
訓示で、下地市長は「昨年は市制10周年の節目の年で10年間の総仕上げとして一生懸命取り組み、職員と市民が一丸となって宮古島市を盛り上げたと思う。今年も新たな事業が待っている。それもしっかり取り組んでいきたい」と意気込みを示した。
さらに、今月10日に市制施行10周年を記念して行われるNHKのど自慢で、宮古島市を全国に発信できることにも期待を示した。
施設関連では、新ごみ処理施設が年内に火入れ式が行われ、老朽化が著しい既存の施設に対する不安解消が図られるほか、マティダ市民劇場の大幅な改修工事にも意欲を示した。
また、市のリーディングプロジェクトである未来創造センター(図書館と中央公民館を併設)の建設工事が、着工することについては「宮古島の文化発信センターとして市民に喜ばれる施設にしたい」と話した。
観光面では、10万㌧クラスのクルーズ船が就航を予定し、それに対する対応が課題であることや、2月から航空各社が増便や機材拡張を図る一方で、増え続ける観光客への受け入れ体制、サービスの充実についても市役所、市民、関係団体が一緒になって考えることを呼び掛けた。
そのほかにも、下地島空港及び周辺用地の利活用候補事業として、三菱地所が提示した下地島空港に旅客ターミナル施設を整備し、国際線と国内線格安航空会社(LCC)の誘致とプライベート機を受け入れる計画についても触れ、「その実現のために力を注ぎたい」と述べた。