原料搬入を一時停止/沖糖
長雨が操業に影響
長雨の影響でハーベスターでのサトウキビの収穫ができなくなった沖縄製糖は9日、原料搬入を一時停止した。今期操業では2回目の停止。12日に予定されている原料搬入再開は天候を見ながら判断する予定。宮古製糖伊良部工場ではきょう11日から3日間、原料搬入を進めながら圧搾機稼働を一時停止する見通し。
沖糖は昨年12月8日、宮古地区のトップを切って2015-16年期サトウキビの操業を開始した。1回目の原料搬入の一時停止は12月27~29日までの3日間。その後天候の回復もあり、搬入は再開された。再び長雨に見舞われて原料搬入が難しいことから2回目の停止に踏み切った。
沖糖では機械刈りに大きく依存している。中・小型ハーベスターは全55台が用意され、長引く悪天候から畑に入れない。このために原料搬入に影響を及ぼしている。1日当たりの原料処理は約1900㌧を目標にしている。
一方、宮古製糖城辺工場では、順調に原料搬入は推移しており、9日時点では悪天候による影響はない。
同多良間工場では8日から圧搾機を一時停止し、再開のめどは立っていないという。