平良、団体で初優勝/県中学新人卓球
個人は兼島が準V
卓球の県中学新人選手権大会最終日は10日、県総合運動公園体育館で団体戦の決勝を行い、宮古地区代表の平良が宮里を下して優勝した。同校初の快挙。平良は全国選抜大会と九州大会の切符を手にした。男子個人戦では同校1年の兼島研斗が準優勝を飾る活躍を見せた。全国大会は3月下旬に福岡県で開催される。
4単1複5ゲームの勝敗で争う団体戦で、前回2位の平良は圧倒的な力を見せて頂点まで駆け上がった。
予選トーナメントで南星と港川に快勝すると、決勝リーグでは優勝候補の宮里に完勝。琉大附属や名護にも勝って難なく決勝トーナメントに進んだ。
同トーナメント準決勝では真志喜に3-0、決勝では再び宮里を3-0で下して栄冠をつかんだ。
優勝メンバーは兼島のほか主将の親泊怜央、牧志卓磨、陸連苑、横田恵叶、宮国凌輔、砂川朝博、砂川芽吹の8人。11日午後の便で帰島し、学校関係者や父母から盛大な祝福を受けた。
親泊主将は「僕たちが優勝することができたのも宮古島や体育館で大きな声援を送ってくれた皆さんのおかげです。九州大会、全国大会でも頑張りたい」と感謝と決意を述べた。
出迎えた同校の島袋正彦校長は「宮古地区にライバル校がいない中、君たちは自分たち自身で練習を工夫しながら毎日頑張った。その成果が優勝という結果で表れた。君たちの活躍を誇りに思う」と生徒の活躍を手放しでたたえ、「3月には全国大会がある。それまでの間に、さらに技術を磨くとともに、心もしっかりと磨いて全国の頂点を目指そう」と激励した。