多良間で1時間に75㍉/17日、宮古島地方
1時間降水量1月最多/気象台 大雨警報発表
宮古島地方は17日、非常に激しい雨が降り、多良間村仲筋で1時間に75㍉、日降水量182㍉を観測した。また、宮古島地方にある、雨の観測地点では1時間当たりの降水量が、いずれも1月としては最多を観測した。宮古島地方気象台は同日午後0時56分、大雨警報を発表した。警報は午後4時35分に解除された。この雨による、空と海の便に大きな混乱はなかった。
各観測地点での17日の日降水量は下地島空港で93㍉、平良下里(宮古島地方気象台)で130・5㍉、鏡原(宮古空港)で108㍉、城辺新城で107㍉、多良間仲筋(多良間空港)で182㍉だった。また、多良間空港では午後1時までの1時間75㍉を観測した。
宮古島地方気象台によると、この日は南下した前線に、南からの暖湿気が流れ込んだため大気の状態が不安定となり、非常に激しい雨を降らせた。
また、下地島空港で、最大風速南よりの風15・4㍍、最大瞬間風速20・1㍍を観測した。
この雨の影響で道路がいたるところで冠水し、市消防署所からポンプ車など4台が出動し、平良地区で5地点、上野地区で1地点の排水作業に当たった。
また、宮古島署はパトロール中の警察車両が市内7~8カ所で道路が冠水しているのを確認した。
沖縄地方気象台によると19日から向こう1週間は、気圧の谷や寒気の影響で曇りや雨の日が続く予報。
期間の中ごろから気圧の傾きが大きくなり、北寄りの風が強まり、波が高くなるおそれ。
最高気温・最低気温はともに、期間のはじめと終わりは平年より低く、期間の中ごろは平年並みで、降水量は、平年より多い見込み。