「宮古輝くために行動を」/JC総会
下地理事長が所信表明
宮古青年会議所(宮古JC)は17日、市内ホテルで第62回通常総会を開いた。第55代理事長に就いた下地盛智氏(36)は「ばんたがみゃーく(私たちの宮古)が輝くために、今行動しよう。情熱は成長への第一歩」とのスローガンを発表。今年は創立55周年の節目を迎えることから、「先輩たちからの流れをくみ取り、継承しながら、54年の歴史を振り返り今の時代に沿った活動を展開していく」と所信を表明した。任期は今年12月31日までの1年間。
下地理事長は「地域に根差した活動にまい進していくことが自分の成長につながる」と強調。基本方針として①地域に喜ばれる事業の開催②組織全体で会員拡大の取り組み強化③全てに感謝を忘れず品格ある行動④地域リーダーとなるべく人材育成と組織力の強化-を挙げ、実現に向け全力で取り組む考えを示した。
スローガンに取り入れた宮古方言「ばんたがみゃーく」について、ユネスコが消滅危機言語として認定したことを紹介した上で「方言はその地域をPRする絶好の手段」と述べ、方言に対する思い入れとそれに関わる事業を展開していくことを示した。
総会には同会議所会員らが出席し、2015年度事業報告書や一般会計収支決算書、16年度一般会計予算書などをそれぞれ審議し、原案通り承認した。
16年度事業計画では、総務広報委員会が「実践的なトレーニングができるセミナーの開催」、ひとづくり委員会は「親子ふれあいキャンプの開催」、まちづくり委員会は「みゃーく文化勉強会の開催」などを掲げた。
直前理事長の神里裕哉氏、沖縄地区協議会長の中尾忠筰氏、沖縄ブロック協議会長の平良貴氏があいさつした。
引き続き同会場で懇親会が行われ、宮古島商工会議所や宮古島観光協会など、各界の代表者らと情報交換しながら交流を深めた。
16年度役員は次の通り。
理事長=下地盛智▽直前理事長=神里裕哉▽副理事長=新里政作、平良勝久▽専務理事=長嶺雄次郎▽総務広報委員長=倉持利明▽ひとづくり委員長=多宇陽祐▽まちづくり委員長=砂川夕莉絵▽理事=上地隆徳、奥平芳浩、奥平尚次、佐久川直仁、楚南幸子、高里祥、高良塁、藤村直樹▽監事=吉岡洋平