県文化協会賞を祝う/中村さん、宮城さん「すなかぎ」
2015年度県文化協会賞の功労賞を受賞した中村逸子さん、奨励賞の宮城公子さん、団体賞の城辺女声コーラス「すなかぎ」を祝う会が23日、市内ホテルで開かれた。文化団体の関係者が多数参加して2個人1団体の受賞を祝福。併せてさらなる文化の振興に向けて決意を新たにした。
中村さんは茶の湯、生け花に関する活動が高く評価されて功労賞を受賞。広く市民に日本文化の魅力を伝え続けた。2006~07年の市文化協会副会長。
宮城さんは書道分野での活動が認められた。書家としての活動もさることながら、書心会と宮古毎日新聞社が主催している全宮古書道展を第1回から支えるなど書道のあらゆる分野で中心的な役割を担った。
すなかぎは、合唱の分野で団体賞を受賞した。毎週1回の活動やさまざまな音楽イベントに参加して文化活動の活性化に努めた。
祝賀会で市文化協会の大城裕子会長は、2個人1団体の活動内容を紹介しながら県文化協会賞の受賞を祝福。「皆さんの文化活動をますます支援するために文化協会として活動する。文化の島として宮古島が有名になるよう頑張りたい」と活動の充実を決意した。
中村さん、宮城さん、すなかぎの山口サエ子さんに花束が贈られた後、それぞれが受賞の喜びを語った。
中村さんは「活動を始めたころはつらい思いをしたこともある」と振り返りながら「功労賞として私の名前があるが、これは私を支えてくれた社中の皆さまの賞だと思っている」と周囲の支えに感謝を込めた。
宮城さんは「全宮古書道展は35回目を迎えるが、このような節目の年に奨励賞を受賞することができて喜んでいる。書友、門下生などたくさんの人に支えられての賞です」と話した。
山口さんは「先輩たちの活動の成果。賞状にとても重みを感じる。私たちはみんなすなかぎ。これからも私たちの歌声を聴きにきてほしい」と呼び掛けた。
祝宴では複数の余興を披露して2個人1団体の受賞を祝福。これまでの活動内容をたたえ、さらなる活躍に期待を込めた。