多彩な演目、300人が共演/市民総合文化祭・芸能祭
第10回市民総合文化祭・芸能祭(主催・市、市教育委員会、市文化協会)が24日、マティダ市民劇場で開催された。多彩な演目に総勢約300人が出演。華麗な創作舞踊や重厚な宮古民謡の歌・三線を披露し、格調高い宮古民謡の芸能で観客らを魅了した。
舞台は、男女約100人の出演で幕開け。荘厳な雰囲気に会場から大きな拍手が送られた。宮古民謡を代表する名曲の「とうがにあやぐ」「大世栄」を繰り広げ、芸能の高さをうかがわせた。
同協会の大城裕子会長があいさつし「今年度の文化祭は宮古島市市制10周年記念事業で取り組んでいる。テーマは『いでぃ揃(する)い咲き揃(する)い 文化の香り漂う宝島(たからずま)』。近年、宮古の郷土芸能に携わる子供たちが目立つ」と高く評価、これからの宮古芸能の発展に期待を込めた。
舞台は趣向を凝らした太鼓演奏や琉球舞踊、箏演奏、宮古民謡独唱など22演目で彩られた。
観客らは、荘厳な舞や宮古民謡の世界に酔いしれ、鮮やかな舞台衣装を感動した様子で見入っていた。
特別ゲストで、沖縄宮古民謡協会の天久勝義さんと天久光宏さんの兄弟が出演し花を添えた。