肥満解消で健康へ/市健康増進計画推進会議
課題への取り組み報告
宮古島市健康増進計画推進会議(会長・下地敏彦市長)の第2回会合が28日、市平良保健センターで開かれた。同会議委員会を構成する主体の経済団体、保健・医療・福祉関係団体、教育関係団体、マスコミ、行政の関係者ら約30人が参加。2016~20年度までの5年間の目標である▽メタボ該当率を10%減少させる▽65歳未満死亡率を減少させる▽県内平均寿命最下位を脱出する-の3点を再確認した。また、各主体団体とも組織する各団体と連携し行動計画指針に示された健診受診、肥満解消、適正飲酒など、各種課題に取り組んでいく。
出張中の下地市長に代わって宮古地区医師会長の池村眞副会長があいさつ。「睡眠不足は肥満を助長するということは学問的、統計学的に示されている」と睡眠不足の解消を促した。
次いで主体団体の代表らが、現状の取り組みや今後の取り組みについて報告した。
県建設業協会宮古支部の長田幸夫支部長は「会員企業59社の職場健診は高い。会員企業でない個人企業など200社余がどれだけ職場健診を受けているのか」と指摘し、職場健診の啓発の周知を提起した。
市教育委員会の参加者は「宮古島市の小学校5年生と中学校2年生の身長においては、全国平均と差はない。ただ、肥満のパーセンテージが共に2倍以上の数字があって、ものすごく憂慮している」と語調を強めた。
宮古地区小学校校長会の下地政昭会長は「家庭と連携した朝食内容の改善、親子での朝食づくりや弁当づくりなどに取り組んでいきたい」と述べた。