宮古島キャンプ 延べ宿泊者数は1万人泊/市スポーツコンベンション推進協発表
野球、陸上、ゴルフなど/昨年末~3月「地元経済に貢献」
「宮古島市スポーツコンベンション推進協議会」は28日、昨年末から3月までの宮古島市における各種スポーツキャンプ状況を発表した。それによると期間中、野球と陸上、ゴルフのキャンプが予定、または実施され、ホテルなどへの宿泊者数は延べ約1万人泊となっている。温暖な気候が好まれており、ホテル関係者は「地元経済に大きく貢献している」と話している。
同協議会会長の長濱政治副市長は「この数字を見てオフシーズンにこれだけの選手が宮古島に訪れ、宿泊していることを改めて実感した。もっと誘致に力を入れる必要があり、受け入れ態勢の充実も図る必要がある」と述べた。
同協議会がまとめた同期間中における各種スポーツの宮古島キャンプ状況は、野球が2月にスタートし、3月末までの間に大学や実業団、高校から選手や監督、コーチなどが来島する。延べ宿泊者数は6551人泊となっている。
そのほかの競技では、陸上でTOTO陸上部などが年末年始に宮古でキャンプを行っているほか、3月末までに大学、実業団の陸上チーム、女子ゴルフや海外のトライアスロンチームなどの選手が競技力の向上を図る。延べ宿泊者数は2767人泊。
同協議会は、宮古島に各種スポーツの合宿やキャンプ、大会などを誘致することを目的に昨年12月に発足した。
これまでも野球やマラソンなどの合宿、キャンプを受け入れてきたが、同協議会の発足を受けて、総合的に市として取り組む状況が構築され、宮古島でキャンプを行う団体に安心して来てもらう環境が提供できるとしている。
また、これまでに実績がある野球、陸上競技、トライアスロン、自転車競技、サッカー、ビーチバレーの受け入れを継続しながらも、新たな種目の誘致にも取り組んでいく。