東京小牧バレエ団が来島/団員、スタッフ総勢70人
きょう、あすマティダで公演
東京小牧バレエ団(菊池宗団長)が29日、宮古島公演のため来島した。公演は30、31の両日、マティダ市民劇場で行われる。県内での公演は宮古島市が初めて。
来島したのは団員、スタッフ合わせて約70人。宮古空港では、地元の人たちや市職員らが横断幕を掲げ、花束を贈呈して歓迎した。
宮國博教育長は「公演を心待ちにしていた。一流の芸術を見る機会の少ない宮古の子どもたちを楽しませてほしい」とあいさつした。
菊池団長は「宮古島公演がついに実現した。昨夜は興奮して眠れない状況だった。公演を通して宮古を楽しみたい」と話した。
公演では、70年間にわたり継承されてきた同バレエ団の代表作「白鳥の湖第2幕」と、同バレエ団により1954年に日本初公演された「火の鳥」の2作品を上演する。
同バレエ団芸術総監督補佐で、那覇市出身の森山直美さんが知人から「宮古島の子供たちに本物のバレエを見せてほしい」との要望を受けて実現。文化庁委託事業の「2015年度戦略的芸術文化創造推進事業」に採択されたほか、同バレエ団創立70周年記念事業の一環として位置付けている。