新型機が宮古に到着/JTA
市長ら招き内覧会
日本トランスオーシャン航空(JTA、本社・那覇市、丸川潔社長)が10日から那覇-宮古路線に導入する新機材のボーイング737-800型機の内覧会が5日、下地敏彦市長ら関係者を招いて宮古空港で行われた。
この日は、午前と午後の2回、路線慣熟飛行として、新型機が宮古空港に到着した。
特徴でもある主翼の両端に小さな縦の翼(ウイングレット)がついた機体が滑走路に着陸すると、関係者は興味津々の様子で真新しい機体に見入っていた。
内覧会に参加した下地市長は「客室内の快適さが増し、貨物室も大きくなって速度も速くなった。新機材が導入されてとても喜んでいる。夏場のマンゴーの輸送などにも効果が現れると思うので期待している」と述べた。
座席数は現在の737-400型機よりも約一割ほど多い165席(クラスJ20席、普通席145席)となっている。
普通席の足元のスペースも、従来機に比べ5㌢拡大したほか、貨物室は43・2立方㍍となり、これまでの機体よりも約12%広くなっている。
ウイングレットの装着により、燃料効率の向上や航続距離の延伸などの効果が大きくなるとしている。
機内の座席には、本革シートを採用しLED照明などを取り入れたほか、2017年からは機内インターネットサービス(有料)の導入も予定している。
JTAは現在保有する737-400型機を今後、順次737-800型に機材更新し、2019年までに12機すべて737-800型となる予定。
JTAによると、那覇-宮古線に導入される新機材は宮古発が、午後1時15分発と午後4時10分発の2便となっている。