天井の一部剥がれ落下/長間公民館
老朽化でコンクリ片など大量
老朽化が指摘されている城辺長間公民館の天井の一部が剥がれて落下し、危険な状態になっている。長間自治会(伊良皆孝会長)はこれまでにも市に建て替えへの資金助成を要請してきた。伊良皆会長は「だんだんと剥離がひどくなっている。これでは、公民館で行事などはできない」と話し、早期建設向け市に協力を求めている。
長間公民館は本土復帰前の1969年、当時の「弁務官資金」で建設された。建設から40年以上が経過した建物は、老朽化が大きな課題となっている。
過去にもたびたび天井が剥離し、コンクリート片などが落下していたが、今回のような大量の落下は初めてという。
敬老会で、子供たちが太鼓を打ち鳴らしてエイサーを踊った時にも、その振動で天井からパラパラとほこりが落ちてきたこともあるという。
伊良皆会長は「公民館ではいろいろな行事や集まりがある」と住民の活動拠点であることを強調。「住民を危険な場所に集めるわけにいかず、われわれの管理も問われる」と話し、早期の建て替えが必要との認識を示した。
同自治会では公民館改築期成会(下地明会長)を結成し、2014年12月に下地敏彦市長に助成事業(助成金)を要請した。下地市長は「平成28年度(2016年度)でやる」と明言している。
自治会によると、現在建設資金を積み立てており、寄付金も含めて約1400万円という。