社会・全般
2016年2月14日(日)9:04
PAC3撤収で積み込み/海自輸送艦「おおすみ」
今朝、呉基地向け出港へ
北朝鮮の事実上のミサイル発射に備え、トゥリバー地区に7日から配備されていた航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の発射装置2台が13日夜、平良港下崎埠頭(ふとう)で、海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」に積み込まれた。「おおすみ」は14日朝、海自呉基地(広島県呉市)に向け出港する。
「おおすみ」は13日午後2時15分ごろに、海自佐世保基地(長崎県佐世保市)から下崎埠頭に入港した。輸送艦と埠頭との段差を少なくするため潮が満ちるのを待ち、同日午後8時35分ごろ発射装置の1台目、同8時50分ごろ2台目が同船に積み込まれた。
北朝鮮が7日9時30分ごろ、ミサイルを発射したが国内で被害は報告されておらず、PAC3に動きはなかった。
防衛省は8日午後5時すぎ、弾道ミサイル等に対する破壊措置命令を終了した。これを受け、PAC3発射装置など自衛隊の関連車両を、トゥリバー地区から航空自衛隊宮古島分屯基地に移動し、輸送船の到着まで、同基地内で保管していた。