09/08
2024
Sun
旧暦:8月6日 先勝 乙 
環境・エコ
2016年2月17日(水)9:03

環境保全の意識共有

離島振興で産官学連携/観光テーマにシンポジウム


エコアイランド宣言など宮古島市の取り組みをオンライン報告する市の職員ら=16日、市中央公民館

エコアイランド宣言など宮古島市の取り組みをオンライン報告する市の職員ら=16日、市中央公民館

 離島の産官学連携シンポジウムが16日、琉球大学と宮古島市中央公民館、石垣市立図書館をオンラインで結んで開かれ、離島の観光振興について意見を交わした。基調講演した琉大の堤純一郎さんは環境保全と開発の両立を訴えた。

 琉大工学部は、2014~15年度に、久米島、宮古島、石垣島を訪問。行政機関や商工会議所、企業等を回って意見交換した。

 今回のシンポジウムはその結果を踏まえて開催。琉大と3市町職員、民間企業の代表が、双方向によるオンライン協議で産官学連携による振興策を探った。

 琉大の堤さんは、離島の注目度が上がっていることを強調。諸外国の一部リゾート地ではごみ処理が大きな課題として浮上していることを指摘し、「宮古島や石垣島での開発は環境に対する配慮、海岸の保全もできている」と評価した。これを踏まえ、「沖縄県のリゾート開発の技術が世界に輸出されることは十分に考えられる」とした。

 観光産業を成り立たせる上では「資源となる環境が何より重要になる。観光客はそれを目当てに、それを目指して訪れる」と環境保全を重視。一方で、「便利さと快適さを追求する整備も必要になる」と話して英知の結集を促した。

 JTA執行役員の名渡山秋彦さんが離島の現状と課題を報告した後、3離島がオンライン発表を行い、情報の共有に努めた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年9月3日(火)9:00
9:00

閑散期の観光振興へ

座喜味市長と意見交換/観光庁など   市が観光庁の地域観光新発見事業補助金を活用して実施する「市閑散期対策事業~推し活旅とマス媒体を活用した分散型旅行のすすめ~」に向けて、同庁の豊重巨之新コンテンツ開発推進室長らが2日、市役所で座喜味一幸市長と意見を…

2024年8月30日(金)9:00
9:00

「サメ?いやイルカだ」

来間大橋近くで回遊確認/宮古ブルーの海満喫   来間大橋近くの宮古島側約100ほどの沖合で29日午前10時半ごろ、1頭のイルカが優雅に泳ぐ姿が目撃された。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!