宮古島キャンプに参加している女子プロゴルファー。前列右から２人目が川満さん。同３人目は脳神経外科医の林さん。同４人目は穴井さん＝１８日、エメラルドコーストゴルフリンクス

　女子プロゴルファーが宮古島で合宿を行っている。参加しているのは地元出身の川満陽香理（ひかり）さんや、２０１５年度賞金ランキング１９位の穴井詩（らら）さんらゴルフ５の契約選手１０人。キャンプは５年連続で、暖かい宮古島で本番に向けた調整で汗を流している。

　今回の合宿は、１月１７日～２月２９日までで、３月の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」や「ステップアップツアー」に照準を合わせる。

　昨年のダイキンオーキッドでは、最終日最終組で回り４位となった川満さんは「地元開催の特別な大会。周囲の応援を力にして、昨年以上の成績を残したい」と抱負を語った。

　オリオンビールに次いで、今年は金秀グループとスポンサー契約を締結した。「沖縄を代表する企業に支援してもらい感謝している。ダイキンで優勝して、期待に応えたい」と話した。

　昨年のダイキンオーキッド３位の穴井さんは「仕上がり具合はまだまだだが、やっている方向性は間違っていない。形をしっかりと固めて試合に臨みたい」と語った。

　ステップアップツアーに参加する中村美枝さんは、同ツアーで優勝し、レギュラーツアーに参加することが目標。キャンプについては「互いに切磋琢磨している。私自身、大きなプラスになっている」と話した。

　今キャンプには脳神経外科医の林成之さんが招かれ、「勝つための理論」を伝授。林さんは「人間は技術をさらに高めるものを持っている。才能や素質を発揮する脳の仕組みを引き出すにはどうすれば良いのか。ゴルフ競技に展開していきたい」と語った。水泳の北島康介さんや、体操の内村航平さんらも取り入れているという。

　コーチでプロゴルファーの田子元治さんは「宮古は気候が良く、施設も整っている。地元の人たちの温かい支援もありがたい」と話した。