変化への気付き重要/倫理法人会シンポ
石川相談役が講話
宮古島倫理法人会(砂川幸男会長)の2016年度シンポジウム「喜働への転換」が20日、平良港ターミナルビル大会議室で開かれた。県倫理法人会相談役でジムキ文明堂社長の石川元章氏が講話を行い、会社発展のために必要なこととして変化に気付くことの重要性を主張した。パネルディスカッションでは3人のパネリストが現在の活動をするに至るまでの経緯などを紹介した。
冒頭あいさつに立った砂川会長は「今回は私たちが普段の活動の中でどのような取り組みをしているのか伝えるために開催することとなった。参加して良かったと言われる会になると確信している。最後まで期待してほしい」と呼び掛けた。
講話では石川氏が「変わらなければ続かない」をテーマにビジネスをする上での変化への気付きの重要性を指摘。環境が変化していることに気付かず、現状に満足した「ぬるま湯」状態に会社をしておくと、いつか倒産してしまうとの考えを示した上で、気付くためには社員や顧客の声を聞く耳を持つことが必要と訴えた。
パネルディスカッションは「喜びの働きから活力が湧く」とのテーマで行われ、石川氏と砂川会長、那覇市倫理法人会副会長で琉球補聴器社長の森山賢氏がパネリストとして参加。倫理法人会活動に取り組むようになった経緯やいきさつなどをそれぞれが語った。
会場に訪れた大勢の来場者たちは講話とパネルディスカッションを熱心に聞き入っていた。