イベント
2016年3月10日(木)9:03
親子でミュージカル楽しむ/劇団四季宮古公演
本物そっくりのゾウも登場
劇団四季のファミリーミュージカル「むかしむかしゾウがきた」(オリジナル構成、初演オリジナル演出・浅利慶太、宮古島商工会議所青年部主催)が9日、マティダ市民劇場で上演された。会場を埋めた親子連れらは、軽快な歌や出演者たちの洗練された演技を堪能した。
話は、大昔、新聞もテレビもなかったころ。唐の国(現在の中国)から日本へ贈り物として、1頭のゾウがやってきた。初めて見る人は驚きながらも大歓迎。殿様はこのゾウを「九郎衛門」と名付け、村のホラ貝吹き、太郎衛門に世話をするように命じる。やがて南の国で戦が始まり、今度は九郎衛門を殺すようにとの命令が出る。そんなことはできないと太郎衛門の妻と息子が九郎衛門をかくまおうとする…。
思いやる心、愛することの大切さが演技を通して舞台からあふれ、観客の心をつかんだ。
登場するゾウのリアルな姿や仕草。人形浄瑠璃を取り入れた場面など、オリジナルミュージカルならではのアイデアや演出があふれ、観客はミュージカルの展開に引き込まれていった。