市のエコ施策を学ぶ/ASEAN研修生26人来島
再生可能エネルギーの活用など、宮古島市の環境施策を自国の政策に生かそうと、ASEAN(東南アジア諸国連合)の国々の研修生26人が10日、宮古島の関係施設を視察した。製糖会社やメガソーラー施設などを回って見識を積んだ。
研修は市役所平良庁舎でスタートした。下地敏彦市長が市の環境施策の大枠を説明し、「ASEANも小さな島からできている国が多い。そういう意味では宮古島市の取り組みは大いに参考になる」と話し、それぞれの国に持ち帰って政策に生かすよう促した。
また、「宮古島は天然ガスや温泉水の利活用についても研究を進めている。今回の研修を通して皆さんの役に立てれば幸い」と有意義な研修を期待した。
研修生の代表は「今回のワークショップは、日本の技術を各国の政策立案に生かすことが狙い。新しい情報に触れ、知識、知見の強化に努めたい」と述べた。
この後、市エコアイランド推進課が市の政策について説明した。省エネルギー対策と再生エネルギーの活用方法など、島嶼型スマートコミュニティー実証事業の概要を紹介した。島内視察では、関連施設を見て回り、エコを追求する宮古島市の取り組みの吸収に努めていた。