政治・行政
2016年3月16日(水)9:04
政策参与、報酬表決見送る/市議会総務財政委員会
一般質問終え判断
宮古島市議会総務財政委員会は15日、市が新設する政策参与の報酬を含む2016年度一般会計予算案の表決を見送った。一般質問で当局の答弁を聞いた上で判断する。最終本会議前に再度委員会を開く。
報酬を含む一般会計予算案は15日の委員会で表決を行う予定だったが、政策参与を新設する理由を含めて当局説明が不十分だという意見が多かった。
これを踏まえ、濱元雅浩氏が一般質問後の表決を提案。「一般質問で多くの議員が質問する。当局の答弁を参考にして採決することを勧めたい」と述べた。
一方で新里聡氏は「この場で(新設は)やらないと決めても良い。この職は新設すべきではない。予算案を修正してやった方が良いと思う」と述べ、政策参与の報酬を予算案から削って採決を取るよう求めた。
最終的にこの日の採決は見送り、一般質問後の最終本会議前に委員会を開いて表決する方針を決めた。
委員会では職員倫理条例制定案に関する討論・表決も行い、賛成多数で可決した。特別職を対象とする政治倫理条例の早急な制定を求める付帯意見を付けた。