事業廃止に8割が賛成/大原土地区画整理
アンケート中間結果を発表/市が住民説明会開く
大原第二地区土地区画整理事業見直し第2回住民説明会が28日夜、市働く女性の家(ゆいみなぁ)で開かれた。地権者約60人が参加し、地権者を対象に実施したアンケートの中間結果と、現時点で市の整備計画案を市都市計画課の担当者が説明した。
AからFまでの7街区での整備が計画されている同事業。説明会では現在、55・4%が回収されているアンケートの中間結果として、当初の土地区画整理事業計画をいったん廃止することについては8割以上が賛成していることなどを紹介。道路整備の基本方針案としてはマクラム通り線、大原線、高校東線は幅員16㍍、大道線、球場西線は12㍍とすること、地区内整備ではマクラム通り線と大原線の間に位置するA街区は土地区画整理事業として、それ以外は個別事業・制度による整備を行う案を提示。具体的な計画については今後、開催する各街区ごとの説明会で地権者の意見を聞きながら方針を決定していく考えを示した。
土地買収の時期について質問した地権者に対し担当者は、計画が決まっていない現段階では買収時期を明言することはできないと回答。「以前の計画では道路になるといわれている土地があるが予定通り整備されるのか」との問いに対しては「今後、各街区で話し合いをしながら決めていく」としながらも「原則は当初計画通りに作る方向で調整したい」との考えを示した。