社会・全般
2016年4月10日(日)9:03
海の幸求め潮干狩り/宮古の伝統行事「サニツ」
宮古島各地で浜下り
宮古の伝統行事「サニツ(浜下り)」が、旧暦3月3日に当たる9日、宮古島各地の浜で行われた。家族連れらが、干潮で干上がった浅瀬やサンゴ礁で、新鮮な海の幸を求めて潮干狩りなどを楽しんだ。
この日はあいにく曇りでところによっては雨がぱらつくあいにくの天気だったが、市民らは池間島や大浦湾などの浅瀬やサンゴ礁を訪れ、子どもたちは貝やカラフルな小魚を見つけ、歓声を上げていた。
池間島の西側のサンゴ礁には家族連れら約60人が浜下りし、サザエや貝殻を拾い集めていた。
大浦湾では仲良しの児童らが力を合わせて、砂に半分埋まった石を掘り出し、「魚がそっちに逃げた!捕まえて!」などと歓声を上げながら浜下りを楽しんでいた。
サニツ(浜下り)は旧暦3月3日に海浜に出かけ、特に女性が手足を海水に浸して身を清めて健康を祈願する伝統行事。干潮時には、海浜や干瀬が最も広がるため、海岸に出かけて潮干狩りなどを楽しむ。