「にっぽん丸」入港/平良港
ツアー客360人が観光楽しむ
商船三井客船会社のクルーズ船「にっぽん丸」(総トン数2万2472㌧、全長166・6㍍)が14日、平良港下崎埠頭(ふとう)に入港した。豪華クルーズツアー客約360人は次々と貸し切りバス数台に分乗。美しい青い海などを観賞し満喫した。
この日午前9時過ぎから歓迎セレモニー(主催・宮古島市)が行われた。
下地敏彦市長は「『にっぽん丸』の寄港に対し深く感謝を申し上げるとともに、宮古島市民を代表して歓迎する。宮古島にとってクルーズ船の受け入れは地域経済の振興を図るためにも積極的に誘致を進め実施している」と述べた。
その上で「宮古島の美しい自然を満喫され、旅の疲れを癒やしてください。『にっぽん丸』の安全航海を切に願っている」と強調した。
これに対し、久保滋弘船長は「心配していた雨も晴れ上がり、良い天気に恵まれた。短い時間ではあるが、きっと『にっぽん丸』のお客さまは宮古島の旅行を満喫していただけると期待している。今後とも南西諸島の重要な寄港地である平良港に繰り返しおじゃますると思う。今後とも『にっぽん丸』をお願いします」と語った。
ミスティダの深澤しほさん、ミスブーゲンビレアの伊山杏樹さん、ミスサンゴの上原さくらさんの3人が、久保船長ら3人に花束を贈り喜ばせた。
下地市長は久保船長に宮古島特産の宮古上布で飾った記念品を贈呈。久保船長は返礼で寄港記念の楯を贈った。
引き続き民謡ショーがあり、女性3人が三線の伴奏に合わせて「豊年の歌」と「なりやまあやぐ」を披露した。
「にっぽん丸」の海面からの高さは、最上デッキまでが25㍍、煙突頂点までが38㍍。全乗組員245人。
那覇港を発着点に宮古島、与那国島を巡る3泊4日のクルーズで寄港。14日夕方に平良港を出港し、与那国島に向かった。16日に那覇港に入港する。