11/23
2024
Sat
旧暦:10月23日 友引 辛 
社会・全般
2016年4月24日(日)9:04

市民の温かさに感謝/熊本支援の学生

募金額70万円、善意続々


街頭募金活動を継続している学生たち=23日、市内スーパー前

街頭募金活動を継続している学生たち=23日、市内スーパー前

 「市民の励ましと優しさがすごい」。熊本地震の被災者支援のために、20日から募金活動を行っている学生たち。その募金額が3日間で70万円を超えた。学生たちは「こんなに集まるなんて…」と驚き、市民の善意に感謝を寄せている。

 募金活動を行っているのは熊本の大学に通う宮古島市出身の学生。避難のために帰郷しているが、「居ても立ってもいられない」と約10人が行動に出た。

 市内スーパー前。訪れる買い物客のほとんどが募金に協力している。千円札や五千円札、中には一万円札を投入する人も。ありったけの小銭全部を募金して善意を表す市民もいた。

 急いでいる市民は車中から「ごめん。おいで!」と呼び掛けて募金。学生たちが場所を変えて立つスーパーに毎日通って募金する市民もいるという。

 募金をしながら、「頑張るんだよ」「熊本のために本当に偉い」と声を掛けて学生を励ます光景はどのスーパーでも見られた。立ち止まって現地の状況を聞く人もいれば、学生たちの今後を案じ、「何かできることがあるといいが」と語り掛ける市民もいた。

 そんな市民の募金は20~22日の3日間で約74万円に達している。熊本県の平成音楽大学に通う近藤優美さん(21)は「買い物をするほとんどの人が募金してくれるんです」と驚く。「その優しさと気持ちに私たちは励まされている。熊本の助けになります。本当にありがとうございます」と感謝のコメントを寄せた。

 「とてもありがたいことです」と話すのは熊本学園大学に通っている宮國太希さん(19)。「市民の皆さんの温かさが本当によく分かる」と感謝を込めた。

 募金活動はきょう24日も行われる。学生たちは週明けから順次熊本に戻る。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!