11/23
2024
Sat
旧暦:10月23日 友引 辛 
産業・経済
2016年5月14日(土)9:06

総売上高ピーク時から4割減/県内泡盛

最新決算169億円余/販売減少に歯止めも

 【那覇支社】東京商工リサーチは13日までに、宮古地区の6社を含む県内全ての泡盛メーカー45社について実施した経営分析の結果を発表した。2014年12月期~15年12月期を対象とした最新の総売上高は、推計値を含めて合計169億2232万円で、各社のこれまで最も多かった総売上高(推計値含む)の合計299億9616万円から43・6%減少した。一方、前期の決算と比較できる36社のうち14社では対前年比で売上高を維持しており、泡盛販売の減少に歯止めが掛かってきた部分もあるとしている。

 分析は、売上高などを公表する泡盛メーカーが少ない中、同社が独自に行った。

 同社によると、ほとんどの酒造所では、泡盛と「もろみ酢」のブームが重なった2003年から05年にかけて、過去最高の売上高を記録。その後、ブームが過ぎたことや、県内9社で古酒表示違反があったことなどにより低下傾向が続いていた。

 各メーカーの最新の売上高(推計値含む)で最高は25億円。10億円を超えるのは4社、1億円未満は約半数の24社で、最少は1500万円だった。

 最新の利益(推計値含む)が判明した32社では、利益が1億円を超えたのは1社で、1千万円以上1億円未満が5社、1千万円未満が21社。赤字は5社だった。過去最高益が判明した24社では、最盛期に10社が1億円以上の利益があったと分析しており、売上高の減少に連動して利益額も縮小している。

 45社の合計売上高を従業員数で割った1人当たりの売上高は、全社平均で1918万6000円だった。最高は5428万9000円、最少は367万円で、1000万円を下回ったのは10社だった。

 宮古地区での泡盛メーカーは▽池間酒造▽沖之光酒造▽菊之露酒造▽多良川▽渡久山酒造▽宮の華-の6社。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!