課題解決向け、意見交換/市自立支援協就労部会が総会
宮古島市における障がい者の就労問題について、改善に向けた検討を行う市地域自立支援協議会の就労支援部会(神里裕丈部会長)が8日、市働く女性の家(ゆいみなぁ)で行われた。全体会議では、二つのワーキンググループ(一般就労と福祉就労)からの報告が行われたほか、それぞれが同協議会に挙げる課題や意見などについて集約した。
一般就労ワーキンググループからは、先月31日に開催した「障がい者雇用等企業情報交換会」の内容が示された。
障がい者を雇用している企業側からの要望としては、障がいの特性に応じた作業分野、作業種の提案がほしい▽知的、精神等の見えない障がいの方のできること、できないことの整理をする必要がある-などが示された。
今後、同支援部会は9月、12月と来年2月に会合を開催し、障がい者の就労支援に伴う各種課題について協議をしていく。
宮古島市では、2007年度から市自立支援協議会を立ち上げて各種取り組みを行っている。「暮らしにくさ」の種類によって会議参加者が決定され、テーマに基づいて議論し、施策提言を行うことで新たなシステムを構築していく場として機能している。
その中の就労支援部会では、他業種の団体や障がい者支援機関等が一堂に集い、障がい者の就労(一般企業、福祉サービス含む)に係るさまざまな課題について協議している。