雨の中、サイクリング満喫/ツール・ド・宮古島開幕
ロードレースに507人エントリー
第9回ツール・ド・宮古島2016(主催・宮古島市ほか)サイクリングの部が11日、平良トゥリバー地区を発着点として行われた。114㌔と83㌔の2種目に計218人がエントリー。あいにく小雨がぱらつく天気の中、伊良部大橋から見る海など宮古島の景色を楽しみながら、それぞれのペースで自転車を走らせていた。きょう12日はロードレースの部が行われる。ロードレース184㌔の部には398人、114㌔の部には109人の合わせて507人がエントリーしている。
昨年の大会から伊良部大橋がコースに盛り込まれ、距離が114㌔と83㌔に延長された。スタート前の開会式で長濱政治副市長は「あいにくの天気となったが、皆さんのパワーでこの雨雲を吹き飛ばして、しっかりと頑張ってください。安心安全なサイクリングと景色を楽しみながら、全員の完走を祈念している」と参加者を激励した。
114㌔、83㌔ともに正午、一斉にスタート。伊良部大橋を渡って折り返してくると、114㌔は池間島、東平安名崎、来間大橋を経由して島を一周、83㌔は池間へ向かう途中、宮古特別支援学校手前の大浦北交差点で右折し東海岸へ出て、東平安名崎を回ってトゥリバーへ戻るコースでサイクリングを楽しんだ。
114㌔に参加した北口啓太さん(24)=大阪府=は「初めての参加。思ったよりも登り坂が多くて結構きつかった。晴れていたら伊良部大橋からの景色はきれいだったと思う。来年も参加して天気が良いときに走ってみたい」。83㌔に家族3人で参加した若代健さん(33)=大阪府=は「3人で完走を目指して楽しくサイクリングしたい。翌日のロードレースにも出場するので、その試走も兼ねて楽しみたい」とそれぞれ語った。