計画撤回へ行動拡大を
自衛隊配備止める市民集会/デモ行進で反対訴え
「宮古島 いのちの水を守ろう! 6・11自衛隊配備を止める市民集会」(主催・同実行委員会)が11日、カママ嶺公園で開かれた。宮古島への陸上自衛隊配備計画に反対する団体の代表や市民が参加し、水道水源を汚染から守るためにも、平和な宮古島を子供たちに引き継ぐためにも、配備計画撤廃へ行動を広げていくことに決意を新たにした。集会後はシュプレヒコールを上げながら市役所平良庁舎までをデモ行進した。
市民集会は小雨が降るあいにくの天候の中で行われ、約100人が参加した。開会あいさつで実行委員会の岸本邦弘実行委員長が「大事な水を守るために自衛隊配備を止めるための行動を起こさなければならない。動きを大きくするためには情報を早く市民に知らせる必要がある。配備を止める取り組みができ、100年後に宮古には素晴らし人たちがいたといわれるようしっかりと行動していこう」と呼び掛けた。
配備予定地に隣接する福山自治会の砂川栄自治会長は「なぜ命の源である水源地に隣接するところで作らなければならないのか。地下水に影響が及ぶ恐れがある配備には反対」。止めよう「自衛隊配備」宮古郡民の会の砂川洋子共同代表は「自衛隊が来るということは地下水が汚されることを覚悟しなければいけないし、子供たちが標的にされるかもしれない。そういうものを島に残していいはずがない。一人一人に知らせていくことで止めることができると思う」と訴えた。
5日に投開票が行われた県議会議員選挙で当選した亀濱玲子氏や県議の奥平一夫氏、市議の上里樹氏と新城元吉氏も配備反対の立場であいさつした。
集会終了後には市役所平良庁舎までデモ行進を行い、「自衛隊はいらない」や「ミサイル配備もいらない、「市長は地下水を守れ」、「市長は市民に説明しろ」などのシュプレヒコールを上げながら陸自配備反対を訴えた。