下地市長、議案を撤回/ウインディ管理者指定
下地敏彦市長は16日、市議会(棚原芳樹議長)6月定例会に提出した、下地前浜にある市の施設「ふれあいの前浜海浜広場施設(ウインディまいばま)」指定管理者の指定について、同日付で議案を撤回すると表明した。理由について下地市長は「同施設の指定管理者募集要項の応募資格に適合しない事業者を候補者として選定したことが判明したため」としている。20日の本会議(一般質問)前に、議案の撤回とその理由を説明し、議会の承認を受ける。承認される見通し。
同議案は、総務財政委員会(嵩原弘委員長)に付託され、15日に審査が行われたが、指定管理者の候補として選定された事業者の代表らが島外に住所があることが判明。同施設の指定管理者募集要項の応募資格では、「宮古島市に主たる事業所等活動の拠点をおき、かつ団体の主たる構成員が宮古島市民であることを原則とする」と記されており、委員からは「募集要項に合致しないものは審査できない」などとして議案の撤回を求めていた。
宮国高宣総務部長と垣花和彦観光商工局長は16日の総務財政委員会で、下地市長が棚原議長宛てに提出した議案撤回の承認願いと、撤回する理由を読み上げ「申し訳ございませんでした」と陳謝した。
市は、白紙に戻して再募集するか、原案を再考するかも含めて検討する。方針が決定すれば、次回議会に提案する予定だ。
ウインディまいばまは現在、管理者不在で閉鎖されている。