11/23
2024
Sat
旧暦:10月23日 友引 辛 
政治・行政
2016年6月25日(土)9:07

学術部会結論を批判/陸自駐屯地建設計画

一般質問で平良敏夫氏


 平良敏夫氏は24日、市議会(棚原芳樹議長)6月定例会一般質問の中で、水道水源流域に掛かる場所での陸上自衛隊駐屯地建設計画について審議を行った地下水審議会学術部会が「計画は認められない」と結論付けていたことについて、科学的裏付けがないと批判的な考えを示すとともに、私見として「市長が決めるべきことで、学術部会は懸念があるので再考すべき程度にとどめるべき」と報告のあり方を限定するべきとの認識を語った。



 平良氏は、学術部会が配備は認められないと結論付けた根拠として、ヒューマンエラーによる油脂、薬物等の漏れが全くないとは判断できない▽多段階的なリスク管理上、施設の設置は予防原則的に不適切▽有事の際、攻撃により水道水源地下水汚染、地下水帯水層の破壊が発生する-などを挙げていることを紹介。「ヒューマンエラー」に関しては何重もの安全策が講じられるのが普通で、それを根拠に挙げることを疑問視。「予防原則的に不適切」としている点については「予防原則的というところが科学的に立証されていなくても規制すべきということは科学者として恥ずべき結論」、「有事の際の攻撃による地下水帯水層の破壊」については「学術部会の範囲外」との考えを示した。


 学術部会の役割について「審議会に助言する立場であり、断定できるわけがないと思う」とした上で、「(計画を)認めることができるできないは審議会の意見を聞いて市長が決めること。部会は懸念があるので再考すべき程度にとどめるべき」と主張した。


 学術部会の結論が自衛隊配備に反対する団体らの主催で開催された市民シンポジウムで学術委員の口から明らかにされたことも問題との認識を示す平良氏。反対派市民が審議内容の公開を求めていたのとは反対に、委員に守秘義務を課すべきとする持論を語った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!