平良さんが喜びの報告/少年補導職員として本部長賞
9年ぶり2人目
宮古島警察署の少年補導職員・平良美由紀さんがこれまでの活動が評価され、県警察本部長賞を受賞した。1日に同署で行われた報告会で平良さんは「これからも子どもたちの非行防止、健全育成に一生懸命頑張りたい」と意欲を示した。県内には33人の少年補導職員が活動しているが県警本部長賞の受賞は9年ぶり2人目。
喜びの報告を受けた島袋令署長は「平良さんは11年間の勤務で日々積極的に活動し、子どもたちの話を親身になって聞いて信頼関係を構築してきた。こうした取り組みが高く評価されて本部長賞を受賞した。これからも頑張ってほしい」と激励した。
また、宮古島地区少年補導員協議会の与那覇敏一会長もあいさつし、平良さんのさらなる活躍に期待を寄せた。
今回の本部長賞受賞の理由は、日ごろから問題行動のある少年等の立ち直り支援活動を献身的かつ積極的に行い、福祉犯事件情報を入手するなど、事件解決に大きく貢献した功績が認められた。
少年補導職員の仕事について、平良さんは「まずは子どもの話を聞いてあげることが大切。話を聞いて助言してあげれば良い関係が構築できる。かかわった子どもたちが立ち直って、今では母親となってしっかりと子育てをしている姿を見るとうれしくなる」とこれまでの活動を振り返った。