20団体、個人が観客魅了/更生保護女性会チャリティーショー
関係施設に寄付金贈る
「青少年に母の愛を!!」をテーマに宮古更生保護女性会の第32回チャリティーショー「ささえ愛」が2日、マティダ市民劇場で行われた。ステージには20の団体と個人が出演し、琉球舞踊や日本舞踊、大正琴などいろいろな演目を披露。会場いっぱいに詰め掛けた観客を魅了した。
チャリティーショーは久田流根間幸子舞踊研究所による「とうがにあやぐ」で幕開け。第2部では女性会から那覇保護観察所の冨田彰乃所長に「更生保護施設などのために役立てて」と寄付金が贈られた。
主催者あいさつで砂川芳子会長は「これまで女性会が発展してきたのも先輩たちのおかげであり、そのパワーと歴史の重みを感じる。これからも女性ならではの特性を生かして地域貢献に頑張りたい」と述べた。
そのほか、来賓あいさつでは市村会長を務める下地敏彦市長が「きょうは出演者全員が練習の成果を披露して、楽しいステージとなることを期待している」と話した。
玉城流敏風会池間美代子琉舞研究所の「てぃんさぐの花」では、小さな女の子が観客に向かって手を振りながら、踊る姿に会場は笑いと拍手で包まれた。
そのほか、ステージではは琉舞を中心に日舞やベリーダンス、宮京子さんの歌も披露され、訪れた人たちは更生保護の大切さを実感しながら、ショーを満喫していた。
チャリティーショーは更生保護活動の啓蒙と、資金醸成などを目的に毎年開催されている。
更生保護と同女性会 非行や犯罪に陥った人たちが再び社会の一員として立ち直るのを助けようとする制度。女性会は社会の人たちに更生保護への理解と協力を得るための運動を展開し、地域に更生保護の土壌をつくる活動と、非行や犯罪を防ぎ、立ち直りの支援をしているボランティア団体。