貧困対策、経済発展訴え/参院選沖縄選挙区
島尻安伊子氏が総決起/「自公」継続へ結束強調
10日投開票の参院選沖縄選挙区に立候補している現職で沖縄担当相の島尻安伊子氏(51)=自民党公認、公明党、おおさか維新の会推薦=の総決起大会が4日、JA宮古地区本部ホールで行われた。島尻氏は、子供の貧困対策と経済の着実な発展を強調。「沖縄選出の国会議員として、政策を総動員して当たりたい」と決意を表明した。集まった支持者は「三たび国政へ送り出そう」と3期目当選へ気勢を上げた。
島尻氏は「子供の貧困問題は大人の責任として、また沖縄選出の国会議員としてしっかりと手当てしないといけない」と力説。緊急対策事業として10億円の予算を確保したことも示した。
「沖縄の経済はかつてないほどの良い景況感に包まれている」と現状を分析。その上で「この景況感をあらゆる産業や企業、家庭、一人一人の県民に届けるのが私の使命」と語った。
県民所得にも触れ「沖縄は47都道府県の番目からなかなか上がっていかない現状がある。沖縄の良い景況感をてこにして、47位から脱却させていきたい」と決意。「この解決に向けての仕事をさせていただきたい」と訴えた。
総決起大会は、市議会与党議員団の真栄城徳彦会長が開会のあいさつを述べた後、宮古島支部長の下地敏彦市長が「日本政府の中の内閣府の大臣という最も重要なポストにいる。これをしっかりと守らなければ、宮古、沖縄の経済発展はない」と支持を訴えた。
同総決起大会は、全国比例で公明党の秋野公造氏との「合同」と位置付け。公明党所属で衆院議員の遠山清彦氏は「政治は結果が一番大事だ」と述べ、一括交付金の創設などこれまで自公が取り組んできた実績を示し連帯を強調した。
自民党所属で衆院議員の西銘恒三郎氏は「自公は苦しい時でも一緒になって政策を積み上げてきたという強みがある」と自公連立政権の継続を強調した。
選対本部長で県議の座喜味一幸氏は「宮古の票で、島尻安伊子と秋野公造を当選させたということを私たちは証明しようではないか」と団結を呼び掛けた。
最後は参加者全員で「ガンバロー三唱」を行い、勝利に向け気持ちを一つにした。