11/23
2024
Sat
旧暦:10月23日 友引 辛 
イベント
2016年7月5日(火)9:06

水の大切さ実感/宮古水まつり

大型プールで遊び満喫/地下ダムの恩恵に感謝


子供たちは水浴びし喜びを爆発さた=3日、城辺の地下ダム資料館周辺の会場

子供たちは水浴びし喜びを爆発さた=3日、城辺の地下ダム資料館周辺の会場

 「黄金(くがに)世果報(ゆがふ)宮古用水(みゃーくぬみず)」をキャッチフレーズに第7回宮古水まつり2016(主催・同実行委員会)が3日、城辺の福里地下ダム周辺を含む会場で行われた。青空の下、大勢の家族連れらが参加。地下ダムによる水提供の恩恵に感謝し、命の水の大切さを改めて実感した。子供たちは、野外用の大型プールへ給水するホースからの勢い水を浴び、喜びを爆発させていた。

 実行委員長の下地敏彦市長らのテープカットで幕開け。次いで福里クイチャー保存会が福里のクイチャーを披露した。そろいの衣裳を着た踊り手たちは、輪をつくり、音楽に合わせて大地を踏みしだき、力強く舞った。観客らは、感動した様子で大きな拍手を送っていた。

 子供たちは、ウオータースライダー・キッズ用スライダーにも挑戦。涼しげな表情で歓声を響かせていた。水上ゴザ走り競争では、子供たちはバランスを取りながら快走していた。

 ちびっこランドが息の合ったエイサー演舞を披露。宮古高校ダンス部がヒップホップダンスで見事なショーを繰り広げた。水鉄砲バトル、そうめん流しなど、多彩な演目が続きにぎわった。

 宮古本島では、この日の午後1時までに最高気温34度が観測された。参加者らは、水と触れ合い暑さを吹き飛ばした。

 宮古島の年間降水量は2000㍉を超えるとされる。季節は降雨の特性により7月~10月を乾季、11月~6月を雨季と二分。期間降水量は7月~10月が約45%、最も台風襲来頻度の高い8月の月間降水量が60・6%。降った雨は半分が蒸発し、残り40%が地下に浸透するとされ、地表にはほとんど残ってない。

 下地市長は「宮古島にとって宮古用水は農業と観光の橋渡し役である。何にも代え難い貴重な資源である」と強調した。

 沖縄総合事務局農林水産部の奥平雅彦総務調整官は「平成21年度から新たに国営かんがい排水事業に着手しており、仲原地下ダムの整備を進めている。昨年度までに伊良部大橋の農業用水添架管工事が完成し、伊良部島への通水に向けた工事を着々と進めている」と祝辞を述べた。

 次いで県農林水産部の島尻勝広部長(代読)、宮古島市議会の棚原芳樹議長があいさつした。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!