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スポーツ
2016年7月10日(日)9:04

宮高、八重商工に敗れる/全国高校野球沖縄大会

好機でヒット出ず


試合後、応援席を前に整列する宮高選手

試合後、応援席を前に整列する宮高選手

 【那覇支社】夏の甲子園を目指す全国高校野球沖縄大会で9日、宮高は3回戦で八重山商工と対戦し、0-4で敗れベスト8進出はならなかった。3年生は、後輩たちに夢を託した。

 試合は午前9時から北谷公園野球場で、雨天による中断を挟みながら行われ、駆け付けた関係者らも、スタンドから懸命の応援をした。

 宮高は二回表、砂辺真吾がヒットで出塁し、知念明天也が右前打を放って一、三塁のチャンスをつかんだ。四回表にも四球で一、二塁となるなど、何度も得点圏へ走者を進めたが、あと一歩及ばなかった。

 一方、八重山商工は四回裏に先制点を取った後も着実に点を重ねた。打球が三塁ベースに当たって大きく跳ね上がり、得点につながる場面もあった。

 瀬名波幹智監督は試合後、「1点でも入ったら流れも変わったと思う。逆転の機運を高めていきたかった。選手たちは、いろいろプレッシャーがある中、よく頑張ってくれた。あと一本というところだけだ」と選手たちをねぎらった。

 新チームに向けては、「今日、八重山商工は12安打で宮高は5安打。この差は大きいと思う。打撃向上は必要だ。もう一回鍛えていきたい」と話した。

 上原健史主将は、「3回戦が山場とみんなで言ってきたが、勝てなくて悔しい。何度も(相手の試合の)ビデオを見て研究したが、それ以上に相手も攻略してきた」と試合を振り返った。

 その上で、「3年生は人数が少ない中でやってきたが、下の代からはメンバーも充実しているので、個人とチーム力も上げながら鍛えていってほしい」と後輩たちへエールを送った。

宮古高校
000000000|0
00010102×|4
八重山商工
(宮)下地、友利洋-上原健
(八)平良海、黒島-前粟蔵
 ▽三塁打=前粟蔵(八)
 ▽二塁打=前粟蔵(八)、安里(八)、上地(八)、知念(宮)


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